2023/1/27

www.famitsu.com

・裏方の話を聴けるのは嬉しい。全部開けっ広げにするのは野暮かもだけど、時たまこうして思想を語ってくれるとありがたい。

・そもそも個人コミュを全然読めていなかったり、シナリオの構造を俯瞰する能力が欠けていたりするため、この方が誰のコミュを担当しているかという推測は私には難しかったのだが、記事内で明示・暗示された担当イベントを見るに、私が好きなコミュにはこの方が一枚噛んでいる確率が高いことはわかった。

・混乱する体験を目指しているという話、まぁそうでしょうね...となる。

・アイドルたちを「映す」とは言うものの、どうしても避けられない作為とそれによる像のズレ。そこに対して、成長観や願望を押し付ける過度な偶像化を否定して、一人の人間としての取り扱いを目指し続けることで抗っていく姿勢が良い。清々しいくらいに突き抜けている。

 

・授業。ディスカッションの中でジェンダー規範の押し付けを食らったが、何も言わずに済ませてしまった。些事なのでそこまで心に波風は立たなかったものの、「怒りこそないが別に納得もしていない」ということを表明するべきだったと反省する(しかしこれが難しいのだ)。

→お風呂場でこの一件を回想する中で、「男性は奢るもの/女性は奢られるもの」というジェンダー規範についてもぼんやり考える(自分の中での答え自体は前々から出ているのだが)。男女の平均収入格差をそのまま当てはめるべきものではないし、(パートナーのための)自分磨きにかけている費用も人により異なるので、対等な形を目指すのであれば結局はそれぞれのカップルで話し合うべきとしか言いようがない。問題はこの自明な結論の実現を阻む障壁だが、やはりジェンダー規範の圧力がそこにはあるので難しいなと思う(規範を壊すための行動を規範が邪魔している)(お金の話はしづらい、そもそもこのような話し合いは面倒くさい、などの障壁もあるにはあるが、属性で一緒くたにされ圧力を受けることで「話し合いの機会を阻まれる」という点がここでは重視される)。

・とはいえ、もし恋愛漫画で、付き合い始めたカップルが卓を挟んでお互いの収入・支出の内訳を提示しながらデート代支払いプランを話し合っている描写があったら、おぉ......と何とも言えない反応をしてしまうだろうな。